IVESを用いた麻痺側上肢への介入

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重度運動麻痺への考え方(BrsⅠ・Ⅱ・Ⅲ)

  • 麻痺が重度な方には、FEEや外部アシスト、ノーマルモードを使用し、筋出力の向上を図る。
  • BrsⅡ~Ⅲの移行期およびBrsⅢで、筋電感知が可能であれば、パワーアシストモードを使用し、随意性向上を図る。
  • 筋電感知が困難な場合は、トリガーモードを使用する。
  • 近位筋・遠位筋などすべての筋に対して積極的に介入する。
  • 両側上肢運動やミラーセラピーを併用して介入する。
  • 筋委縮を防ぎ、随意性向上を図る。

目標:パワーアシストモードに移行できる

中等度・軽度運動麻痺(BrsⅣ・Ⅴ・Ⅵ)
  • ノーマルモードやパワーアシストモードを使用し、痙性の抑制および共同運動からの分離を促す。
  • FEEを用いて、手指内在筋を促通し、随意性をより向上させる。
  • 課題遂行に問題となる部分に介入する。
  • 課題指向型練習に加え、日常生活動作での使用量を増大させる。

目標:環境設定や自助具を併用しつつ、実生活での麻痺側上肢の参加機会を向上させる

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